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SPMの結果が過去5年で一番良かったらしい件について

こんにちは!にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。

マレーシアでの教育の魅力の一つは、様々な選択肢があるってことなんですが、今日はマレーシア人にとって重要なテストでもある『SPM』の結果のニュースについて。

SPMの結果について話す前に、一般的なマレーシアの教育課程についてちょこっとだけ。

一般的にマレーシアでは、初等教育6年(Standard1-6)から、中等教育5年(Form1-5)ののち、大学予備課程から大学へと進みます。

その、それぞれの節目には、全国統一テストがあるんです。
初等教育の終了時小学6年は『UPSR』、中等教育は2つに分かれていてForm3(中学3年)に『PT3』、Form5(高校2年)に『SPM』など。

その、Form5(高校2年)の時に受けるテストの、『SPM』は、教育課程が修了したことを証明する卒業試験のようなもので、就職や大学進学に使用するため重要な試験なのですが、このコロナ禍で何度も延期になりながらも実施。

その結果がオンラインで発表されました。
で、なんと今年は過去5年間で一番いい結果だったそうです。

因みに、小学6年生時に受ける『UPSR』は2020年は中止、そして、今年廃止が発表されました。
また、中学3年で受ける『PT3』は、2020年、2021年は中止です。

オンライン授業の格差も問題にはなっていたけれど。。

この結果、正直驚きでした。
もちろん、頑張った学生の成果なんでしょう。

ただ、目の前の現状との違いに驚いたんです。笑
マレーシア人は、この節目節目のテストのために、小さなころから塾通いや、該当学年になると小学生でも週末に補講が始まります。

それが、2020年はMCOが始まった当初はオンライン授業もほとんどないような状況。
徐々に改善はされたものの、公立小学校は今でも、1日の授業時間は対面時の半分程度です。

特に次男は、学校の授業では勉強にはならない1年でした。というか、今年もそれは同じ。
多くのお母さんが同じように嘆いているので、どこも同じような状況なのかなと想像します。

先生1人で40数人をオンラインでコントロールすることはほぼ不可能。
在宅で仕事をしていても、授業を常に側で見ることは出来ず、背中越しにノートちゃんととっているなと思って近づいてみると絵をかいていたり。。ごろごろしながら受けていたり。教科書さえ開いてない場合も。。

田舎に行けば行くほど、ネット環境が整わずオンライン授業さえ受けれない子も多くいることが問題にもなっていて、最近になってようやく政府がパソコンを配布し始めたというニュースもありましたね。

そういった、混乱の中で、過去5年で一番というこの結果。。。

小学生と高校生を比べるのもまた違うとは思うんですが。。
暗いニュースが続く中での明るいニュース。という事ですね。

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