UPSRが廃止となり、親としては、正直ホッとしています。
UPSRは、エリートを育てるためのボーディングスクールに行くための試験といっても過言ではなく、多くの生徒にとってはあまあり関係のないテストなんです。
因みに、ボーディングスクールに通えるのは、UPSRの結果から政府に選抜された生徒のみ。
にもかかわらず、学校(先生)自体も『成績優秀者の6Aは〇人、5Aは〇人いました』と結果がアピールになるため、いかに多くのいい成績を残すか。という事に焦点が当てられ、試験対策のため、早く学習範囲を終わらせるよう、テスト科目以外の授業(音楽や美術など)がテスト科目に充てられたり、先生も自ずと厳しくなるとところも多かったようです。
日本でも中学受験はありますが、個人の選択なので、マレーシアのように学校の授業がそれに左右されることは無いですよね。
息子が通っている小学校は、そこまで厳しくなかったものの、それでも5年生から苦手教科強化のための追加授業が土曜日に開催され、6年生になるとほぼ全員が土曜日だけでなく放課後にも追加授業を行っていました。
また、何があってもUPSRの試験の日だけは休むな!といわれていて、一部の優秀な子供にとっては、そこで選抜されれば将来が約束されたようなものなので、子供たちのプレッシャーも相当なものだったと聞いています。