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【マレーシアと日本】公立小学校は何が違う?①

こんにちは!にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。

国が変わればこうも変わる。
日本とマレーシアの公立小学校両方に通ってみて、
こんなに違うんだ!と驚いたことがたくさんあるので、
その違いについてお伝えしたいと思います!

まずは、マレーシアの公立小学校について軽く説明。

マレーシアは多民族国の国で、
オランアスリと呼ばれる原住民やサバ・サラワクの少数民族の方たちもいますが、
ざっくりと国民の7割を占めるマレー系、2割の中華系、1割のインド系の民族構成となります。

なので、公立小学校にも、マレー系、中華系、インド系それぞれの学校があるんです!
主要言語は、マレー系はマレー語、中華系は中国語、インド系はタミル語となり、
それぞれの言語で学びます。

中華系やインド系の学校では、マレー語は国語として学び、英語も学ぶので、
小学校で既に3か国語を学びます。

ちなみに、うちの子供たちは、マレーシアでは中華系の公立小学校に通いました。

通学方法の違い

通学方法については、世界からみると、
むしろ日本の集団登校の方が少数派ではないかと思うのですが、
マレーシアでの登下校は、”送迎付き”です。

暑い日も寒い日も、雨の日も風の日も徒歩で通学してた身からすると、
うらやましい限りですが。。。

日本のように徒歩での集団登校というのは、あり得ません!
送迎は、朝は親やスクールバス、個人で送迎を請け負う人もたくさんいるので
いずれかの方法で通学します。

下校の際は、親やスクールバスでの帰宅に加え、
デイケアや塾(日本でいう学童)から、送迎の車が出ていることも多いので、
その車に乗ってデイケア等に向かう子供もたくさん。

学校の目の前や横に家がある子供でも、学校の入り口まで付き添いがあるのが基本。
高学年になると、目の前の家だと歩いて帰る子もいなくはないですが、
非常に稀だと思います。

理由は、2つ。

1.危険だから
2.そもそも物理的に学校が歩いて行ける距離ではない

1つ目の危険というのは、歩道が整備されてないという事もありますが、
誘拐の危険という理由が大きいです。
幸いなことに危険な目にあったことは無いですが、ローカルの人は常に気を付けています。

2つ目の学校が歩いていける距離でないというのは、
マレーシアでは子供の数が多く、そもそも子供の数に対して学校が足りてない。
というのと、マレーシアの公立学校にも人気・不人気があり、
校区外の学校に通う子も多いというのがあります。
実際、子供たちのクラスメートにも家から車で20分程度離れたところに
住んでいる子もたくさんいます。

時間割の違い

マレーシアと日本の小学校の時間割で大きく違うなと思う点は3つ!

1.学校が2部制
2.授業の間の休み時間がない
3.10時頃スナックタイムがある

どれもインパクトありますね。

まずは、学校が2部制。
これは、学校によって2部制とそうではない学校があるのですが、
2部制の場合は、学校が午前と午後に分かれていて、
学年によって〇~〇年生は午前中、〇~〇年生は午後開始となります。
これは、子供の数に対して学校が少なく、教室が足りないから。

子供にとっては、毎日半日でラッキー!ですが、
両親ともに働く親の場合、送迎が基本なのに、
昼から学校だとどうするの?って思いますよね。

その場合、朝にデイケアや塾に行って、そこから学校に通うんです。
学校が終わったら、デイケア/塾へ行く送迎が来るように、
午後から学校の場合は、その逆で塾から学校までの送迎が出てるんです。

2つ目は、休み時間がない!
日本だと、授業と授業の間に必ず10分‐15分の休憩があるのが当たり前ですが、
マレーシアにはありません。

教室移動や体操服へ着替えたり、教科によっては先生も移動するよね。。。
って思いますが、それも授業時間に組み込まれているのか、無いんです。

これはいまだに不思議。

じゃ、トイレはどうするの?

って疑問もわきますよね。
その答えは。。。

授業中に行くんです。

トイレに行きたくなった子は、
授業中に先生にトイレに行く許可をもらってトイレに行きます。

そして、3つ目の大きな違いは、”朝のスナックタイム”。
マレーシアでは、10時前後に朝のスナックタイムがあるんです。

これには色々理由があるかと思いますが、まずは、マレーシアの小学校は朝が早い!
学校が2部制なので、そもそも朝の開始時間が早いのですが、
2部制ではない、子供たちの小学校も、学校の開始時間は7時20分です。
朝の登校で渋滞を避けるためや、スクールバスのお迎えの時間が早かったりすると、
5時代に起きる子も。。
そのため、朝はミロとクラッカーなどといった簡単なもので済ませたり、
朝ごはんを食べる時間がなく登校する子供もいて、
ランチの時間までに時間が空くので、栄養補給のためにというのと、
家庭の事情で朝ごはんを食べられずに来る子供もいるということもあるようです。
一部地域の公立小学校では、子供たちに朝ご飯が無料で配布されたりもしています。

 

なんだかんだと長くなりました。
が、まだまだ違いはたくさん。続きはパート2で!

 

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