Home > Malaysia Life > School > マレーシアの教育事情。マレーシアの小学校にもPTAってあるの?2021-01-232021-02-23School こんにちは、にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。中華系マレーシア人と国際結婚をし、にちまミックスの子供二人とマレーシアに住んでいます。今日は、次男が通う中華系の公立小学校についてお話します!実は、長男は、小学2年生の1学期まで日本の小学校に通っていました。なので、年間の行事は一通り経験済みです。親にとっての学校といえば、PTAですよね。長男が通っていた小学校でも、子供が在学中に一度は引き受けなければいけないという暗黙のルールがありました。ママ友の間でも、低学年のうちにやっておいた方が楽だよ。とか、様子を見ながら引き受けようと思う。など情報交換したものです。前置きが長くなりましたが、実は、マレーシアの公立小学校にも、PIDGと呼ばれる、マレーシア版PTAがあるんです!今日はそんなマレーシアのPIDGについてご紹介します。 目次 マレーシア版PTA、PIDGってなに?PIDGって何をするの?PIDGってどうやって決めるの?先生の負担が少ないマレーシアの公立小学校マレーシア版PTA、PIDGってなに? ここマレーシア版PTAのPIDGとは、正式名称を、Persatuan Ibubapa Dan Guruといい、その頭文字をとってPIDGと言います。 英語にすると、Parents and teachers association 。日本語で言うと”親と先生の会”でしょうか。PIDGもPTAと同じように、会長や副会長、会計担当などの担当があり、毎年PTA総会のような会議も開かれています。まさに、PTAですよね。うちの学校は、学校にPIDGルームがあり、学校があるときは、PIDGの役員の人が常にだれかいていろいろ対応してくださっていたようです。 PIDGって何をするの? PIDGがすることは、多岐にわたります。学校の行事の運営に始まり、2か月に一度のニュースレターの発行、公立学校ですが水光熱費は生徒が負担するので水光熱費や、アクティビティを取り入れているので、それらの費用の回収から管理も行っています。また、デイケアと呼ばれる、学童のようなものがマレーシアにもあるのですが、それらの運営まで行っています。そして、学校行事の運営といっても、日本のそれとは、まったく違うんです。例えば、マラソン大会。ある年は、公園で、ある年は学校で。そして学校行事とはいいながら、全員参加ではなく親や外部も含めた参加が可能なんです。なので、平日ではなく週末に開催、おまけに、参加費が必要です。値段は、生徒や親、外部の人によって違います。参加費を払ってまで参加する人なんているの?って思いますよね。これが、参加するんですよ。なぜなら、学校行事とはいえ、スポンサーがいて参加賞が全員に配られ、最後には、テレビや自転車、文房具など豪華賞品があたるラッキードローがあるんですから。スゴイでしょ?そして、これはどこの学校もそうだと思いますが、毎年、ディナーパーティが開催されます!パーティー券を売って、寄付金を集めるんですね。そうやってPIDGによって学校が運営されているんです。まるでイベント会社のようですよね。なので、学校行事といえど、毎年趣向が凝らしてあってとても楽しいんです。この行事については、また別の機会にご紹介します。 PIDGってどうやって決めるの? マレーシアにもPIDGというのがあるのはわかったけど、めちゃくちゃ大変そう。。。これ回ってくるとしたら負担が大きすぎて、地獄。。と思いました?マレーシアのPIDGが良いのは、加入を強要されない。という事です。一度もPIDGのなり手について、募集があることはこれまでありませんでした。中華系の親は教育熱心な人も多く、うちの小学校は幼稚園も併設されているので、そういったつながりなどで、子供が入学した際に加入、しかも1年で交代ではなく、子供が通っている間はずっと入っているという人が多いようです。長男が転入したときも、同じクラスにPIDGに入っているお母さんがいて、おばあちゃんも一緒に毎日学校に来ていました。孫が入学したからお手伝いしてるのよ。とおっしゃっていて、キャンティーンで、何か困っている子はいないかと、子供たちを見守ってくれてました。言葉がうまく話せない長男もずいぶん気にかけてくれて、本当に助かりました。 先生の負担が少ないマレーシアの公立小学校 マレーシアの学校は、PIDGだけじゃなく、各クラスでも親どうしで助け合うシステムになっています。学校の普段の連絡は、基本的にWhat’sAppというLineのようなアプリがあり、各クラスでグループが作られていて、そこで行われます。そこでは、明日の連絡事項だったり、学校で配布されたプリントをシェアしてくれたり、何がわからないことがあれば、たいていそこで聞けば、誰かが答えてくれます。また、誰もわからないときは、各クラスにアドミンと呼ばれる親の代表がいて、先生に確認をとってくれたりと、各親が直接先生に連絡を取るという事はめったにありません。先生一人に負担が偏らない、とてもいいシステムだなと思います。インターナショナルスクールでは、公立小学校のようなPIDGは無いようですが、公立小学校では、日本以上に、親が学校運営にかかわっているよ。というお話でした。 関連 タグ:PTAマレーシア公立小学校国際結婚海外子育て海外移住