Home > Malaysia Life > life > 感染者急増への警告!インドからの入国、隔離日数の延長(21日間)を検討。2021-05-152021-05-15life 目次 コロナの指標、”R数値”って何?MCO3.0 中のマレーシア各地のR数値は?祝日を目前に目まぐるしく変わった発表内容重症者や死亡数が増加中インドからの入国は、隔離日数の延長を検討コロナの指標、”R数値”って何? こんにちは!にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。保健省によると、人々がSOPを守らない場合、1日あたりの感染者数は6月には8,000人を超えると予測しています。コロナの流行状況を把握する際の数値として、R(RO/RT)数値がありますが、5月13日時点のマレーシアのR数値は、R=1.14でした。R数値=実効再生産数といい、感染者数の広がりを予測するのに用いられます。R=1の場合、100人が100人に感染、その100人が100人に感染R=2の場合、100人が200人に感染、その200人が400人に感染R=0.5の場合、100人が50人に感染、その50人が25人に感染つまり、R値が1を上回ると感染者数は増加、1を下回ると感染者数は減少となるので、感染者減のためには、R数値は1以下となることが重要。 MCO3.0 中のマレーシア各地のR数値は? MOH-FBより(5/14) MOH-FBより(5/14) 5月13日時点のマレーシアのR数値はR=1.14、感染者数を見ると、全体の1/3を占めるセランゴール州の数値が目立ちますが、セランゴール州のR値はR=1.17。それよりも、ペラはR=1.32、トレンガヌR=1.29、ケダはR=1.22、ペナンR=1.22と、セランゴールよりも高い数値を示しています。このR数値の上昇から、冒頭の6月には1日あたり8,000人を超える感染者数になると予想、警告がなされたんですね。 5月14日発表の予想図 MOH-FBより 5月8日発表の予想図 MOHーFBより 祝日を目前に目まぐるしく変わった発表内容 この1週間、政府の発表は日々変化、大きく変わる状況に振り回される1週間でした。 まず、5月4日にセランゴールの6地区のみのMCOを発表。その後地域を拡大しながら、5月8日には、SOPが守られない場合、2-3週間後(5月下旬頃)には1日あたり5,000人に達すると予測し、HIDEリストによるホットスポットの3日間の閉鎖を命令するも、全国的なMCOは実施しないと発表。 5月10日には、一転マレーシア全土でのMCO3.0の実施を発表。とジェットコースターのような1週間でした。 MCOをマレーシア全土で実施と発表した際も、理由の1つにSOPのコンプライアンスの低さを挙げていましたが、長引く規制の中で、イスラム教徒の方にとって最大の祝日でもあるハリラヤを前に、ギリギリまでいろんなせめぎあいがあったんだろうなぁと想像します。 重症者や死亡数が増加中 最近の感染では、重症者や1日あたりの死亡数の増加が気になるところです。保健省は、既にICUはほぼ満床になっており、このままでは命の選択をしなければならなくなると警告しています。そして、最前線での医療従事者は、毎日防護服を身に着け、祝日も関係なく働いていること、ICU患者は単なる統計の数字ではなく、1人1人が誰かの大切な家族や、友人であると、自分事として大切な家族や友人を守るために、SOPを守るよう訴えています。 インドからの入国は、隔離日数の延長を検討 5月12日にインドから帰国した便に乗っていた132人は、事前の検査で陰性だった人のみであったにもかかわらず、5月13日の結果では7名が陽性であったことから、この便で到着した乗客の隔離日数を14日から21日間とすることに決定。 このケースを参考に、今後インドからのマレーシア人等の帰国の場合の隔離日数の延長を検討することを発表しました。 延長が決定された場合、日本もインド株の感染者数が出ているので、動向に注視が必要になりそうです。 最後までお読みいただきありがとうございます。↓その他の情報も満載です↓ 関連 タグ:R数値コロナマレーシア隔離日数