様々な状況が違うので一概にこうだ!とは言えないものの、サラワクとそれぞれの状況を比べてみました。
サラワクと同じように早くからフェーズが進んだラブアン。7月の段階で2つともフェーズ2に入り、ある程度緩和されていました。(現在ラブアンはマレーシア唯一のフェーズ4、サラワクはフェーズ3)
現状は、ラブアンの方が早く80%に達していましたが、現在も感染は抑えられています。
違いはワクチンの種類。
ラブアンはファイザーが9割、サラワクはシノバックが8割です。
次に、ワクチンの種類で比べてみると、サラワクと同じくシノバックが多いのがクランバレー。
感染の状況は、クランバレーもようやく感染数が下がってきました。
違いは、フェーズ。
クランバレーは、9月9日までずっとフェーズ1でロックダウン状態、一方サラワクはフェーズ3に進み、ある程度緩和された状況でした。80%に達した時期の違いは1週間。
このことから見ると、
数か月後にサラワクに続くの可能性があるのは、シノバックのワクチンの割合が多く、規制緩和が進んでいる、クランバレー。。。!?
クランバレーより少し早めに緩和が進んで、ラブアンと同じくファイザーの割合が多いネグリセンビランがどうなるかですね。
ラブアンは島で人口も少ないので比較にはなりにくいですが、ネグリセンビランでこのまま感染者数が低い数値を記録するようであれば、(マレーシア人にとって)ファイザーの方が有効性が高いことがわかり、クランバレーは、今後再び感染者が増えていくことが予想されます。
とはいえ、ファイザーワクチンやアストラゼネカも2回目接種から6か月程度経過すると、感染率が高まることが報告されていて、ブースターショットが始まっている国もあることからみると、有効性が低下するのは同じなので、ファイザーだから安心というわけではなさそうです。
そうなると、副反応もほとんどなく、有効性も高いといわれている、鼻から接種するワクチンの実用化が早く進むことを願うばかりですね。
どっちにしろ、今後もしばらくは、緩和されても気が緩まないよう、引き続き感染予防はしっかりとしなければならない!という事がデータからよく分かりました。