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マレーシアの中の外国、独自コロナ対策を突き進むサバ州

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こんにちは!にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。

国家復興計画の第一フェーズが延長されたマレーシア。

その中で、サバ州は、明日から接触を伴わないスポーツや釣りが可能になり、理髪店の営業や、ゴムやセメント、木工などの製造業の操業も可能になります。

これらは、フェーズ2で許可される内容ですが、それだけではありません。

レストランや飲食店、コーヒーショップなどでの店内飲食も可能になります。
店内飲食はフェーズ3でようやく1テーブル2名で許可される内容です。

昨年からのコロナ対策で、同じマレーシアでもマレー半島のどの州も有無を言わさず守らなければならないのに、サバ州って、ハリラヤの時もそうだったけど、なんかちょいちょい独自路線ルールを設定しているけど、それに対しムヒディン首相やサブリ上級大臣などのマレーシア政府が特に何かを言うわけでもないんですよね。。。

どうして?

と同じように思った人もいるのではないでしょうか。

サバ州ってどこ?

そもそもサバ州ってどこにあるの?という方もいらっしゃるかもしれないですね。
ということで、サバ州の位置ですが、サバ州はクアラルンプールがあるマレー半島ではなく、ボルネオ島の東マレーシアにあります。

ちなみに州都はコタキナバル。

キナバル山という有名な山や、オランウータンが見られるのも、ボルネオ島ですね。
東マレーシアには、サバ州のほかにもサラワク州があり、その間にブルネイがあります。

サバ州が独自路線を突き進む理由

サバ州に入るには、外国人はもちろん、マレーシア人であってもパスポートが必要なんです。
そして、マレーシア人でもサバ州で働こうと思うとビザが必要です。これはサラワク州も同じ。

え?マレーシア国内でマレーシア人なのに。。です。

それが、マレーシアの中の外国と言われるゆえん。そして、その理由は、

サバ・サラワクは、自治権を持っているから!

自治権を持っていたらどうしてパスポートが必要なのかというと。。。

自治権とは、Wikipediaによると、

【国際的・帰属的に中立の少数民族集団あるいはの一部分である地方又は国に属している領土の住民が内政を独自に行使できる権限である。その民族や地方・領土は内政に関して国の関与を全くあるいはほとんど受けないが、外交の権限を有していない】

だそう。。。
だから、同じマレーシアでありながら独自路線が可能なんですね。

サバ州の魅力!

サバ州・サラワク州は文化も独特で、イスラム教徒もいますが、先住民族が多く住んでいて、あまりイスラム色は強くないようです。

そしてサバ州の魅力は、なんといっても大自然!

オランウータンやテングザル、ボルネオゾウなどといった固有の希少動物も多く、ダイビングで有名なシパダン島に、キナバル山と海も山も両方の大自然が楽しめます。

といいながら、実はまだ東マレーシアには未上陸。
今回の独自路線からもわかるように、マレーシアでありながら、全然違ったマレーシアがそこにありそうです。

自由に移動や旅が出来るようになった後の楽しみが一つ増えました♪

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