Home > Malaysia Life > life >

【マレーシアの新たなビザ】プレミアムビザ&デジタルノマドビザ

  • life

こんにちは!にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。

マレーシア政府から立て続けに新たなビザの発表がありましたね。

1つは、富裕層の投資家向けビザの
『The Premium Visa Programme(PVIP)』

そしてもう1つは、デジタル関連の仕事をするノマド向けの
『The DE Rantau Programme』

 

これら2つのビザともに、2022年の10月1日から申請受付開始となっています。
それぞれ、要件などを見てみましょう。

富裕層の投資家向けプレミアムビザ(PVIP)

このビザは富裕層向けということですが、
富裕層向けといえば、一気に条件が改正され、
壁が高くなってしまったMM2Hと何が違うの?
という疑問がまず浮かびます。

マレーシア政府によると、

『MM2Hは、退職後にマレーシアに定住しようとする外国人向けであり、
マレーシアでの事業運営や投資が可能な今回のプレミアムビザ(PVIP)とはまた違うもの。』

と位置付けているようですね。

MM2Hのビザ要件が気になる方はこちらからどうぞ😊

プレミアムビザ(PVIP)の要件は?

PVIPの内容と申請に必要な要件を見てみました。

2022年9月現在、RM1≒32円で計算していますが、
1年前と比べてRM1当り5円の差が。。。
ここでも円安の影響が大きく出ていますね🤣

1.預金
  ・マレーシアの銀行にRM100万(≒3,200万円)の預金が必要
  ・1年後、不動産の購入や教育費、医療費の支払いとして50%まで引き出すことが可能

2.年収
  ・年収RM480,000(≒1,536万円)以上、または
   月額RM40,000(≒128万円)のオフショア収入があること

3.扶養家族の帯同
  ・配偶者、子供、両親、義理の家族、家事労働者を扶養家族として帯同が可能
   ただし、申請者の子供は21歳以下に限る。21歳以上は本人がPVIPの申請が必要

4.申請料(1回限り)
  ・本人RM20万(≒640万円)
  ・扶養家族RM10万/1名につき(≒320万円)

5.有効期限
  ・20年で、5年ごとに更新

6.そのほかの書類
  ・現在の居住国からのThe Letter of Good Conduct(無犯罪証明書) 

となっています。
MM2Hも新規で取得する場合は、高い壁となってしまいましたが、
こちらも高い壁であることに変わりは無さそうです。

デジタルノマド向けビザ(DE Rantau Programme)

もう1つは、デジタル・ノマドビザ!
マレーシアもこの手のビザを出してきましたね。

マレーシアは、1990年代後半から、
サイバージャヤをアジアのシリコンバレーとすべく
経済特区としてデジタルクリエイティブ産業を呼び込み、
スマートシティの実証化も行ったり、
ペナンを半導体の集積地、ジョホール地域をクリエイティブ産業の集積地とすべく
様々な取り組みを行っています。

また、雇用法も改正(2023年1月1日から施行予定)し、
労働者は、労働をする場所や働く時間帯の変更を雇用主に申請することが
出来るようにもなるなど(承認の可否は雇用主に委ねられる)
在宅勤務やハイブリッド勤務を推奨をしています。

このデジタルノマド向けのプログラムは、
『外国人向け』と『ローカル向け』があります。

もちろんビザを発給するのは外国人になりますが、
ローカル向けは、生活水準向上とリモートワークライフスタイルを促進、
全国にサービス施設やノマド対応ネットワークを作成することを目指しているそう。

外国人向けのビザは、プロフェッショナルビジットパスの一種で、
Pass Lawatan Ikhtisas(PLIK)と呼ばれるパスになるようです。

外国人向けデジタルノマド向けビザ(PLIK)の要件

MDECから発表されている、外国人向けの要件を見てみました。
最新の情報は、MDECのHPから確認でき、2022年10月1日から申請が可能です。

1.デジタルノマドとは?
 ・デジタルフリーランサー、もしくは個人事業主
 ・フルタイムまたはパートタイムのリモートワーカー
  従業員であるものの、オフィスでの勤務が不要な人

2.専門領域
 ・IT関連(ソフトウェア開発、UX、UI、クラウド、サイバーセキュリティ、
  ブロックチェーン、人工知能、機械学習、データ関連)
 ・デジタルマーケティング
 ・クリエイティブコンテンツ、またはコンテンツ開発など

3.就労の証明
 ★フリーランサー、個人事業主の場合
 ・有効な契約書
 ・契約期間は3か月以上、複数の契約も可能
 ・顧客は、マレーシアまたはローカル企業

 ★リモートワーカーの場合
 ・有効な雇用契約書
 ・契約期間は3か月以上
 ・雇用主は外国企業(マレーシア企業以外)

4.年収
 ・US$24,000以上(≒350万円)

5.有効期間
 ・3か月~12ヶ月の滞在が可能、更に12ヶ月の更新が可能

6.扶養家族の帯同
 ・配偶者、子供を扶養家族として帯同が可能

7.申請費用
 ・
本人RM1,000(≒32,000円)
 ・扶養家族RM500(≒16,000円)

 

となっています。
条件を見る限りは、専門領域も幅広く、取得も比較的容易なので
申請が殺到しそうな予感も。

まだ不明なところもあるので、詳細の発表が待たれるところではありますが、
申請数が多すぎると人数制限がでたり、悪用対策として
いろんな条件が付いたりする可能性もなくはないので、動向に注目ですね。

 

にちま家族目線のマレーシア情報をお届けしています。
またお立ち寄りください♬