Home > Malaysia Life > life > マレーシア移住6年目。子供の日本語教育について2021-02-232021-02-23life 目次 移住後のこどもの日本語力こどもたちの言語環境日本語力を維持するために役立っているコトふたりの母語はどの言語?カンタン語彙力診断をやってみた移住後のこどもの日本語力 こんにちは!にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。ワクワク移住のデイジー(@ogura704)さんが開催した、マレーシア英語教育の中上級者向けのライブ講座に参加してみました!ご自身が持っている知識を惜しげもなく披露したうえ、マレーシアの複雑なカリキュラムを図解でわかりやすく解説してくださり、大変勉強になりました!聞けば聞くほど、ウチ、こんなんで大丈夫なのだろうか。。と不安いっぱいにもなったのですが、親に出来ることはサポートのみなので、私が悩んでも仕方ない!と切り替えました。講座の中で、移住後の日本語力の伸ばし方についてもお話しされていて、移住後、日本語力はどうなってしまうんだろう。。と私と同じように心配している方も多いんだなということがわかりました。ウチはゆるーい多言語教育なので、参考にはならないかと思いますが、こういう一例もあるよ!ということで、現状を参考までにシェアしたいと思います。まずは、移住6年目の子供たちの日本語力ですが(長男Year7、次男Year4)、日常会話は、基本二人とも問題なしです。子供用の小説などは読めない漢字も多少あるものの、ストーリーは理解して読めるという状況です。 こどもたちの言語環境 マレーシアへは、長男が7歳、次男が3歳の時に引っ越してきました。それまでは、それぞれ日本の小学校、保育園の日本語環境で、日本語以外の語学力はゼロ。その後のマレーシアの環境はというと、長男:中華系公立小学校 → インターナショナルスクール次男:ナーサリー → 中華系公立小学校という感じです。うちの場合は、夫が中華系マレーシア人という事もあり、まずは中国語の習得を第一の目的として中華系小学校を選択しています。長男のセカンダリーの選択についてはコチラで note(ノート)中華系公立小学校からセカンダリーにインターを選んだ理由。|にちま家族@🇲🇾KL暮ら…こんにちは、にちま家族です。 長男は、公立の中華系小学校から、セカンダリーはインターナショナルスクールを選択しました。なぜ、中華系小学校からインタ… 日本語力を維持するために役立っているコト いきなりですが、マレーシアに来てから日本語能力のうち、手放したものがあります。それは、読み・書き・話すのうち、「書き」の部分。最初は漢字ドリルなど日本語の問題集などもやっていたのですが、小学校で、中国語、英語、マレー語と3言語を学んでいることに加え、中国語の漢字と日本語の漢字が混乱したりしてきたので、学校に集中することとし、書きの部分は手放すことにしました。 とはいえ、中国語で漢字を学んでいるので、なんとなく理解できるというのは大きかったです。中国語が良くも悪くも手放すきっかけになりました。 そのほか、日本語を維持するためにやったことは、 ●長期の休みに日本で体験入学(1か月~1か月半ほど)●日本語の本を周りに置く●私との会話は日本語 これだけです。手抜き日本語教育です。体験入学は自治体によって受け入れ態勢も違うため、一概にどこでも可能ではありませんが、ありがたいことに、実家がある自治体は快く受け入れてくださり、とてもいい経験をさせていただきました。子供たちにとって、同じ年代の子と過ごすことは、日本語の維持向上だけでなく、日本文化を理解するのにとても効果があったように思います。 日本語の本は、帰国の度に年齢に合わせた本や漫画を購入し、持ち帰ってきてます。嫌にならず日本語に触れる機会を作ることが優先です。 あと、結果的に役立っているなと思うのは、「Youtubeとゲーム」です。言葉が偏ったり、オンラインゲームは言葉遣いが悪くなるので、いい事ばかりではないのですが。。 Youtubeは、たいてい字幕がついているのと、ゲーム(ソフト)は日本語仕様なので、読めないとうまく進めず、自然と覚えてくれます。また、オンラインゲームは、同年代の子と話しながら遊ぶので、日本語のアウトプットという面では役立っているように思います。 やはり、興味があることで、覚えるのは早いです。 ふたりの母語はどの言語? 2人の母語が何なのか。という事ですが、一応二人とも日本語です。一応というのは、やはり本人たちが一番何語で考えたり、表現したりするのが一番しやすいのかという事は本人たちでないとわからないので、確認したところ、日本語だと返ってきました。長男は、体験入学が高学年だったので、授業がどのくらい理解できるんだろう?と思っていましたが、長男が持って帰ってきたテストを見ていると、内容は理解していたようで、長男に確認するとやはり日本語が読めるので、理解できるという返答が返ってきました。次男は、マレーシアにいる方が長いので、どうかな?と思っていたのですが、本人は日本語が一番得意だそうです。はたから見ていてもそう感じます。兄弟2人が話す言語ですが、この1年はコロナにより、学校にほぼ行っていないこともあってか、日本語が多いですが、これまでは状況によって中国語で話す場面もありました。 カンタン語彙力診断をやってみた ことばの学校というところが公開している、無料で出来る簡易版の語彙力診断というのをやってみました。(登録等不要で出来ます)実際に語彙力診断で使われる問題の中から25問出され、そこから推定語彙量と目安学年がわかるものです。語彙力診断→ https://site.kotobanogakko.com/special/結果は、なんと、長男次男ともに、小6レベル。次男に関しては、たまたま当たったものや問題も抜粋なので正確ではありませんが、横でテストを見ている限りでは、学年相当の語彙力はあるのかなと想像します。と、我が家の状況をお伝えしましたが、学びの近道は興味だなと書いていて改めて思いました。当たり前ですけどね!今後は、いかに自分の言いたいことを表現できるのかが課題になってくるので、どうしたいのか、どう思うのか?というのを問い続けるコトでアウトプットをする場を増やしていきたいなと思っています。 関連 タグ:マレーシア教育移住日本語維持海外子育て