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【マレーシア】2023年から若者へのタバコ販売が禁止になる!?

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こんにちは!にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。

カイリー保健大臣は、世界保健機構の会合にて、
2023年から2005年以降に生まれた人へのタバコとタバコ製品の販売を
禁止する法律を今年可決する予定であることを発表。

マレーシアでは、驚くことに、たばこ販売数の半数以上が
違法な供給元からのものとなっているようです。

この法律は、マレーシアでは18歳から喫煙が可能ですが、
2022年現在、17歳である人は、2023年に18歳になってもタバコとタバコ製品
は今後生涯にわたり購入できないことを意味しています。

マレーシアの高い喫煙率

マレーシアの喫煙率は非常に高く、
15歳以上(‼)の5人に1人が喫煙
男性の喫煙になると、5人に2人が喫煙
20歳以上の男性になると
約半数が喫煙しているようです。

因みに、日本の男性喫煙率は、2019年時点で27.1%
1989年の時点では55.3%だったのが、30年で約半数に減少しています。

 

マレーシア政府も、2015年にタバコに高い物品税を課したり、
数年前には、飲食店やオフィス、駅など公共の場での喫煙は禁止とするなど、
対策は色々講じてはいるのですが、
物品税の課税により、闇タバコがより流通してしまう結果になったようです。

マレーシアらしい政策の進め方

個人的には嫌煙者なので、喫煙者減少に向けての政策は賛成ですが、
2005年以降に生まれた人へは、今後一切販売禁止!とは、
なんともマレーシアらしい政策です。

高いたまを放り投げておいて、色んな所からの反発を見て
そこから妥協案へと落とし込んでいくというスタイル。

MM2Hの時もそうでしたね。

既に、政府の喫煙率を下げるための取り組みには支援しているとしながらも、
販売禁止としたところで、闇市場がその年齢を取り込み、
闇市場が発展していくだけであるので、禁止するのではなく、
より害の少ない製品を供給するための環境づくりに注力すべきである。

といったようなコメントが出ているようです。

このマレーシア政府のタバコ・タバコ製品の販売禁止の法律は、
なんと、ニュージーランドでも同様な法律が
2022年に可決されるがことが予想されているようです。

マレーシアは、どういった着地点に落ち着くんでしょうか。

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