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【マレーシア】MM2H条件改定の波紋。S-MM2Hの裏技?

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こんにちは!にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。

マレーシアの長期滞在ビザのMM2Hが一時凍結してから再開するにあたって、取得条件が大幅に変更されたこの件、いろんなところで波紋を呼んでいるようですね。

10月から再開となりますが、担当省庁も変更となることが発表されました。
これまでは、観光芸術文化省(MOTAC)の管轄でしたが、これからはイミグレーションに引き継がれます。

MM2Hの取得条件の大幅な改正に、国内外の様々な団体が見直しの声を上げています。

マレーシア国際商工会議所は、新条件のために既存の多くのMM2Hの保有者が引き上げることで、資金が大幅に流出することを警告、施行予定となる10月までに見直しを求めています。

その他にも、マレーシア不動産協会やMM2Hエージェント協会、サバ州観光協会など、申請条件の見直し、既存の保持者は新条件の適用外とする案などの声を上げているようです。

在マレーシアの日本人の動きは?

日本は、実はMM2Hの取得数が中国に次いで2番目に多い国。

マレーシアは日本で海外移住先として14年連続1位の人気国という事もあって、実際多くの日本人の方が、退職後の生活、教育移住、海外移住にMM2Hを取得して滞在しています。

このMM2Hの条件変更のニュースは、在マレーシアの日本人にもかなり衝撃的を与えていて、早速、日本人会が動き始めました。

政府に嘆願書を提出するため、アンケートを実施して多くの意見や声を集めています。

アンケートは、日本人会だけでなく、MM2Hのエージェントやブログなどを通じても拡散しているので、多くの方が回答されているようです。

アンケートはこちらから回答が可能です👇(9月2日で締め切り)
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfPDXOaK0zFRtJZZNw8l0LzlF8yIvp667fuBIMt71g7UBs73A/viewform

一気に注目、サラワク-MM2Hとその裏技。

マレーシアの中でも独自の政策を実施しているサラワク州、MM2Hにも独自ルールがありました。

その名も、『サラワクーMM2H(S-MM2H)』。

この、S-MM2Hが今、注目を浴びています。
というのも、サラワク州は、このS-MM2Hについて、『既に2020年9月に要件を見直し強化されたため、今回のMM2Hの要件に影響を受けない』と発表したため。

財産証明や月収証明額などの要件がMM2Hとくらべて緩いので、取得しやすいんですね。

そして、裏技なのが、年間15日以上サラワクに滞在すれば、それ以外はマレーシア国内どこでも住めるという点!そんな裏技があったとは!

S-MM2HのFAQにもパスの更新の条件として次のように記載がありました。👇

ただし、30-50歳の方は子供がサラワク州に留学している場合、サラワク州で長期療養している場合、不動産の購入など、それぞれ年齢によって条件があるので、このサラワク州以外に住めるという点を活かせそうなのは、どうやら50歳以上の人のようです。

また、同じマレーシア人でもサラワク州に行く場合はパスポートが必要で、働く場合はビザも必要となるなど独自のルールがあるので、もしかするとそのほかに要件はあるのかもしれませんが、気になる方は、調べてみる価値はあるかもしれません。

S-MM2Hの取得要件や詳細については、サラワク州のウェブサイトから確認が可能です。

サラワク州のS-MM2Hのウェブサイト

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