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マレーシアのベジタリアン事情。新月と満月の日に中華系マレーシア人がベジタリアンになる!?

こんにちは、にちま家族@LifeinMalaysia1)です。

毎月2回、新月と満月の日にベジタリアンになります!

といっても私ではありません。仏教徒である中華系マレーシア人の話です。
中華系マレーシア人は信仰心がとても厚く、宗教行事も色濃く残っているのですが、そんな
中華系マレーシア人の仏教徒の一部で、旧暦の1日と15日、つまり新月と満月の日は、動物性のものを避け、その日はベジタリアンになるという人がいるんです。

特に、観音信仰の人が月2回のベジタリアンになるという人が多い気がするのですが、彼らは牛肉を食べないというルールもあります。私も同じく仏教徒ですが、同じ仏教でもずいぶん違うものだと、マレーシアに来て驚いたものです。

 とはいえ、信仰具合は人それぞれ。夫も観音信仰なので牛肉は食べませんが、月に2回ベジタリアンにもなりません。同じく観音信仰でも、月に2回はベジタリアンになり、牛肉も食べない人もいます。

個人の信仰度合いは、家庭内でも違っていて、私も夫から牛肉を食べないで!と強要されたことは、1回もありません。それぞれ自分に合わせた方法で取り入れているのも、個人の想いが尊重されてていいなぁと思っています。

夫曰く、近年、新月・満月の2日はベジタリアンになるという人が、中華系マレーシア人でも増えていて、信仰のためという事もありますが、デトックスという意味でその2日はベジタリアンになるという人も増えているようです。

それだけ自分で、食を自由に選べるようになった、つまり生活に余裕が出てきたという事なんだろうなぁと思います。

中華系マレーシア人だけじゃない!ベジタリアンは意外と多い

月に2回ベジタリアンになる中華系だけでなく、インド系の人にもベジタリアンが多いです。インドは世界で一番ベジタリアンが多い国なので、それも納得ですね。

ベジタリアン料理といえば、サラダや精進料理を想像する人も多いかもしれませんが、ここマレーシアのベジタリアン料理は、普通の料理とほぼ同じです。肉もどき、海鮮もどきを使って普段の料理を再現していて、しかもとても美味しいんです。

スーパーに行っても、チキンもどき、エビもどき、ソーセージもどき、チャーシューもどきと、多くの種類のもどきや、揚げるだけ、焼くだけの簡単調理ができるものまで、たくさんのベジタリアン料理が売っていて、マレーシアのベジタリアンフードはかなり充実しています。

マレーシアのベジタリアンレストラン事情

ベジタリアンレストランもここマレーシアにはたくさんあります。ショッピングセンターのレストランには、たいていベジタリアンの店は入っているというくらい、ベジタリアンは日常です。

そして、中華料理の代表的なベジタリアンレストランといえば、”Simpel Life” 。ベジタリアン料理とは思えない程メニューが充実していて、かつ美味しいので、私は普通にランチにも利用します。Simple Lifeはショッピングモールに入っているようなチェーン店でもあるので、大変利用しやすいですよ。

また、中華系のベジタリアン料理といえば、客家料理のお茶漬けと呼ばれる「擂茶(るい茶)」がありますが、これもSimple Lifeで食べられます。

ほかにも、「素食」という看板を見かけたら、ベジタリアン料理という意味ですので、街で見かけたら、是非お試しあれ。

インド料理もベジタリアンレストランがたーくさんあるのですが、こちらはまだあまり開拓できていないので、今後開拓して、記事にしていこうと思います!

マレーシアは意外とベジタリアンが多くて、ベジタリアン料理も充実しているとは、驚きじゃないですか?しかも、中華料理、インド料理でベジタリアン料理が楽しめます。

マレーシアは外食がとても気軽なので、外食の割合も多くなるのですが、マレーシア料理って、野菜が不足しがちになるんですよね。。なので、近所にお気に入りのベジタリアンレストランを見つけておくと野菜不足に陥ったときに、駆け込む先としてとても重宝しますよ!