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『紅包』の配り方。紅包で幸せをおすそ分け♬

こんにちは!にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。

マレーシアでは、チャイニーズニューイヤー(CNY)の真っただ中です。
2021年はコロナで10㎞以上の移動が出来なかったため2年ぶり。

CNYで家族や人が集まれば、『紅包』(ホンパオやアンパオ)という、
色鮮やかな赤色のお年玉袋が飛び交います。

『紅包』というのは、
新年のお年玉や、誕生日、結婚式のお祝いなどご祝儀のこと。
紅い封筒に現金を入れて渡すことから、『紅包』と呼ばれています。

中国では、『紅色』は生命力や、幸運、魔よけの色として使われるため、
『紅包』を渡すことは、幸運の色に包まれたお金を渡すことで
幸せのおすそ分け・一緒に福を分かち合うといったという意味になります。

紅包はどこで手に入る?

紅包は、購入する人もいますが、
旧正月前になると、色んなお店や会社、メーカーが紅包を配り始めるので、
基本的には、購入しなくても手に入ります。

銀行で配布していたり、商品を購入すればついている場合もあれば、
RM〇〇以上購入するもらえたりと色々です。

そして、この紅包。
色んなデザインがあり、とても鮮やかなんです!

2022年の紅包をいくつか並べてみました。

左から、Alliance Bank, HongLeong Bank, UOB
左上からMizuho Bank, Brand Outlet, Pavilion Bukit Jalil, Maybank(左下)

紅包は誰にいくらあげる?

『紅包』は基本的には結婚したら、配る立場になります。

配布対象は、年下の弟妹、子供、独身の人、親戚や友人の子供、
そして、日ごろお世話になっている人など、とにかく幅広いんです!
中に入れる金額は、配布する数が多いので、1つ当たりの金額は少額です。

ローカルチャイニーズの人たちは誰に、どれくらいの額をあげているのか
それぞれ年齢や準備する数、地域によっては違うこともありますが、
大体のあげる相手と目安金額を公開~!
※RM1=約27.5

同僚や部下、近所の人や子供の学校のお友達など、
紅包をもらったりあげる予定のある人は、参考にしてみてください。

 

親・義父母

親からも紅包をもらいますが、親にもあげます。
ただ、親にあげる場合は、『紅包』に入れて渡すことは失礼にあたるという事で
『紅包』の封筒は使いません。※地域によって違うようです。
★金額:RM100-500(約2,750円~13,750円)

 

弟・妹

自分が結婚していれば弟や妹。弟妹の結婚の有無は関係なくあげる対象になります。
弟妹の配偶者はもちろん、結婚していなくても彼氏や彼女がいれば
その相手にもそれぞれにあげます。
★金額:RM20-100程度(約550円~2,750円)

 

独身のいとこ

自分が結婚していれば、年の下上に関わらず、独身の従兄弟・従姉妹へも。
★金額:RM10-50程度(約275円~1,375円)

 

親戚の子供や友達の子供

甥や姪はもちろん、結婚していたり、彼氏・彼女がいれば、それぞれにもあげます。
他にも、新年のあいさつ廻りにくっついてきた、
義兄弟姉妹の配偶者の甥や姪、
その他にも、もはや誰?というような子供にもあげたりします。笑
★甥や姪、知人の子供の金額:RM10-50(約275円~1,375円)
★遠い親戚やよく知らない子供の金額:RM5-10(約138円~275円)

 

同僚や従業員

特にローカルチャイニーズの間では、独身の同僚にあげたり、
上司が部下(結婚の有無にかかわらず)にあげたり。
会社から従業員に配ったりもします。

従業員への紅包は、会社の規模や人数にもよりますが、
レストランや小さなお店だと数百リンギだったり、月給額程度の紅包だったりも!

必須ではありませんが、あげるとすれば
★同僚への金額:RM10-20(約275円~550円)
★従業員や部下への金額:RM10-50(約275円~1,375円)

 

コンドミニアムのセキュリティや日ごろお世話になっている人など

必須ではありませんが、顔見知りのセキュリティや
スクールバスのドライバー、なじみの店のスタッフなど
日ごろお世話になっている人にあげたりする場合もあります。
★金額:RM5-10(約138円~275円)

子供の中華系小学校では、生徒全員に紅包(RM2)が配られます。

義実家の親戚への配布用に準備した紅包

甥や姪がすでに大きく、結婚して子供がいる子も多いので(しかも子だくさん!)
CNY前には親戚の数を数えることから始まります。笑

このほかにも、近所や友達の子供やそのほかにあげる用や
CNY中は、近所の人や、子供の友達の保護者からなど、
予期せぬ時にばったり出会って、もらったりする場合もあるので、
RM10-20入りの紅包や、紅包をバッグに入れて準備しています!

渡すときやもらうときは何を言えば?

紅包を渡すとき、もらうときも

「新年快楽!(シンネンクァイラ!)恭喜發財(コンシーファーツァイ)」

と言いながら渡します(もらいます)。

因みに、もらうときは両手でもらいましょう♪
そして、「謝謝(シェイシェイ)」も忘れずにですね。

因みに、旧正月は2週間続きます。
ぜひ紅包にチャレンジしてCNYを楽しんでみてください♬

にちま家族目線のマレーシア情報をお届けしています。
またお立ち寄りください♬