Home > Malaysia Life > Culture > 【マレーシアで旧正月を楽しむ】九日目が福建人の本当の新年の始まり。2021-02-182021-02-23Culture 目次 旧正月の九日目とは。拝天公にサトウキビは付き物です!九日目も、アレが欠かせません。旧正月の九日目とは。 こんにちは!にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。スーパーに行ったらサトウキビが売られていました。拝天公がもうすぐですね。中華系マレーシア人と国際結婚した私にとってのもう一つのお正月、それが旧正月(春節)です。旧正月の期間って、2週間あるんですが、 その中でも、九日目は福建人にとって拝天公を行う、重要な日なんです。拝天公とは、旧正月の九日目に行われる天公(玉皇大帝)の誕生日を祝う儀式です。天公は、天界、宇宙、地上、地底に住むあらゆるもの支配者で、道教における最高神とされています。なぜ天公の誕生日を祝うのか?というのは、その昔、旧正月に福建省の海沿いで侵略者(日本の海賊だったり北部からの軍など諸説あるようです)が、略奪や殺人を行う中、侵略者から逃げていた福建省の人々の前に突如サトウキビ畑が現れ、その中に身を隠し難を逃れたそう。ようやく侵略者が去り、畑の外に出てきた日が旧正月の九日目であったことから、この日が福建人にとっての新年の日となったそうです。また、この日は天公の誕生日であったことから、天公が助けてくださったということで、天公を祝う、拝天公が行われるようになったんですね。 拝天公にサトウキビは付き物です! サトウキビ畑に隠れて難を逃れたことから、恩を忘れないため、拝天公にサトウキビは欠かせないモノになっています。義実家でも、この時期に合わせてサトウキビが育てられていました。今年は残念ながら帰省できないのですが、今年も育てられていることだと思います。この拝天公のお供えには、サトウキビのほかにも、いろいろなお供え物があります。バナナやオレンジ、梨など数種類のフルーツ、鶏、豚、鴨、魚、イカなど5種類のお供え、野菜、ケーキや餅、花にお茶にお酒などなど。。。決まりにのっとった準備品がたくさんあるんです。子豚の丸焼きもお供えとして、よく目にします。義実家では義姉が準備してくれているため、実は私もよくわかっていません。。こちらに詳しく乗っていたので、興味がある人はどうぞ。 九日目も、アレが欠かせません。 旧正月のアレ、といえば、そう、爆竹と花火。旧正月に切っても切れないのが爆竹と花火です。年が明けたら爆竹を鳴らして盛大にお祝い、仕事始めの日にも、爆竹を鳴らして商売繁盛を祈る、それは九日目も同様です。 いや、むしろ、初日よりも九日目の方が盛大!といってもいいでしょう。 そう、拝天公は、九日目の夜中12時から朝方にかけて行う行事になります。初日同様、爆竹や花火で祝い、拝天公をおこなうので、マレーシアに在住の皆さんは、この日も眠れない日となるでしょう。 関連 タグ:マレーシア拝天公旧正月爆竹花火