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【今が旬】ロンガンとドゥク・ランサ。その違い知ってますか?

こんにちは!にちま家族(@LifeinMalaysia1)です。

日本ではあまり見かけないフルーツ、ロンガン(リュウガン)とドゥク・ランサ

両方ともに8月が時期ということでこの時期のマレーシアでよく見かけるフルーツですが、実は、食べたのは数回きり。(見た目が地味なので、手が伸びないんですよね。。。😅)

並んでみると、ふたつとも茶色の小さなまるい実で、ぱっと見、見た目も似ています。

どっちがどんな味だったかなぁ?と気になったので食べ比べをしてみました!

違いその1.実の付き方

ロンガンと、ドゥク・ランサは、実の付き方が違います。

ロンガンの実は、枝の先に実がポコポコついています。
実の付き方はランブータンと似てますね。

夫曰く、実はロンガンはマレーシアではあまり栽培されてなくて、タイから来ていることが多いそうです。

育てるのに、気温の変化がいるようで、涼しい気温があったほうがいいとか。

調べてみると、ロンガンは日本でも栽培できるんですね。
0℃以下となる場合は向かないようですが、寒さには比較的強いようです。

ロンガン

一方、ドゥク・ランサの方は、ブドウのように房状に実がついています。
実だけはずすと、見た目、小さなジャガイモ。

こちらは東南アジア全般で栽培されています。

そして、皮に樹脂が少しふくまれているので、皮をむいた後、少し手がべたべたっとします。

ロンガン、ドゥク・ランサともに皮は手でむいて食べられます。

ドゥク・ランサ

違いその2.果肉

ロンガンは、皮をむくとコロンとした1つの果肉なんですが、ドゥク・ランサは、中がみかんのように房に分かれています。

サイズは、ロンガンの方が、ドゥク・ランサと比べて一回り小さい。
実は半透明で、中に黒く透けてるのが種です。果肉の割に種が大きいので、果肉はあまり多くはありません。

ドゥク・ランサにも種はありますが、5-6房の中に1-2個程度。
ピスタチオみたいな種が入っています。柔らかいので、小さければ気付かず食べてしまうことも。

ロンガンに比べると果肉は断然多いです。

違いその3.味

ロンガンは、味もライチに似てます。
ドゥク・ランサよりも甘いにはこっち!
ただ、独特の甘さなので、好みが少し分かれる味かなとも思います。

ドゥク・ランサは、甘さと同時に、酸味と少し苦みもあります。
でも、酸味と苦みは嫌な感じではなくて、さっぱりとしてるので、食べ飽きない味。
食べ始めると、止まらなくなるというのもよくわかります。

個人的には、ドゥク・ランサの方が好みでした!

違いその4.栄養

ロンガンは、漢方としてもよく知られていますね。
また、中華料理のデザートとしてもロンガンの甘いスープは定番でよく出てきます。

効能が、疲労回復、滋養強壮、補血効果(貧血防止)なんて、夏につかれた体にぴったり。
日本では、ドライフルーツとしてドライロンガンが購入可能です。
業務用スーパーでは、殻のまま乾燥させたものが薬膳食材として売られているようですよ。

【効能】
★滋養強壮
★補血効果
★記憶力アップ
★疲労回復
★不眠改善
★高血圧予防
★老化防止

 

ドゥク・ランサの効能もなかなかのものです。

【効能】
★抗癌作用
★血糖値抑制
★老化防止
★抗酸化作用
★下痢や腸のけいれんに効く(樹脂)
★歯や骨を強くする
★熱を下げる(乾燥果皮)
★蚊よけ(乾燥果皮を燃やして)
★コレステロール値を下げる
★免疫力アップ


ワクチン接種が進んでいることもあって、感染者数は多いものの規制が少しずつ緩和されていますが、人が動き出すことで感染者数も増えることが予想されるので、旬のものを美味しく食べて、免疫力があがり、コロナにかかりにくい身体になるならこんなうれしいことは無いですね!

ロンガン、ドゥク・ランサともに8月が旬のフルーツなので、この時期の美味しさ味わってみてくださいね。

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